京大病院の小児がん診療対応疾患

京大病院の小児がん診療 対応疾患

血液疾患

● 対象疾患
白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、先天性骨髄不全症候群の他、特発性血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、凝固障害など悪性、良性のあらゆる血液疾患に対応しています。

対象疾患

● 多施設共同研究
日本小児白血病リンパ腫研究グループ(NPO法人JPLSG)、小児白血病研究会(JACLS)に属し、治療に当たっています。スタッフはJPLSG運営委員長をはじめとしてJPLSGとJACLSの各種委員を務めるなど活発に活動しており、日本における標準治療の確立と、臨床研究を通じて世界に情報発信できる医療を目指しています。

● 造血幹細胞移植
化学療法の進歩により、白血病などの小児血液悪性疾患の治療成績は飛躍的に向上してきましたが、その一部は依然として化学療法のみでは長期的な生存が得られません。同種造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)はそれらの難治症例に対する根治療法として必須です。当科では急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、若年性慢性骨髄性白血病、非ホジキンリンパ腫など様々な血液悪性疾患に対して、血縁・非血縁ドナーからの造血幹細胞移植を行っています。 また、再生不良性貧血や先天性骨髄不全症(ファンコニ貧血など)、免疫不全症(慢性肉芽腫症、家族性血球貪食症候群、慢性活動性EBウイルス感染症など)、代謝異常症(副腎白質ジストロフィー、ハンター症候群など)などの非悪性疾患に対しても積極的に同種造血幹細胞移植を行っています。主として非悪性疾患には、強力な化学療法や放射線照射を軽減した骨髄非破壊前処置を用いた同種移植を施行していますが、今後は対象を拡大し、移植早期の関連合併症や晩期障害を最小限にした最適の小児移植医療を目指していく予定です。

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造血幹細胞移植

固形腫瘍

● 対象疾患
神経芽腫、肝芽腫、Wilms腫瘍、骨肉腫、Ewing肉腫/PNET、横紋筋肉腫など骨軟部腫瘍、脳腫瘍など、あらゆる固形腫瘍に対応しています。

● 集学的治療
小児固形腫瘍の診療には、外科系診療科、放射線治療科、放射線診断科、病理部、理学療法部など関連部署と十分な連携を取りながら、集学的治療を行うことが重要です。当院では、各診療科が持つ大学病院ならではの高い医療技術を用いて、小児固形腫瘍の診療にあたっています。

● 骨軟部腫瘍に対する整形外科、小児科を中心とした診療
骨軟部腫瘍に対しては、整形外科と週1回のカンファレンスを行い、入院中の全症例、外来通院中の検討を要する症例について、診断や治療方針の確認、検討を行っています。小児に限らず成人の患者さんについても、また整形外科・小児科以外の診療科の肉腫や稀な腫瘍についても、検討しています。

骨軟部腫瘍に対する整形外科、小児科を中心とした診療

● 小児脳腫瘍ユニット
脳腫瘍については、脳神経外科、放射線治療科と小児脳腫瘍ユニットを形成し、診療。週1回火曜日の午後に、小児脳腫瘍外来を行っています。ここでは小児科、脳神経外科、放射線治療科の医師が同じ場所で外来を行い、その場でお互いにコミュニケーションがとれる様になっています。その他にも月2回脳腫瘍症例の外来でのカンファレンス、月1回小児脳腫瘍に特化したカンファレンスを行い、診断や治療方針の確認、検討を行っています。このように脳神経外科の高度な手術、放射線治療科の精度の高い照射技術、小児科の習熟した化学療法、全身管理を組み合わせて、最適な治療を行います。

小児脳腫瘍ユニット

● 肝移植が必要な肝芽腫症例の診療
肝芽腫の治療では、肝臓を切除し、腫瘍を外科的に完全に摘出することが必要ですが、術前に化学療法を行っても切除不能な場合も少なくありません。このような場合には、肝移植を行うことになります。当院では、小児外科・移植外科と連携し、肝芽腫に対する肝移植適応の検討、移植前、移植後の化学療法を行っています。当院の小児外科・移植外科は本邦での肝移植のパイオニアで、小児に対する肝移植を多数行ってきました。肝芽腫に対しても現在までで23例の肝移植を行っています。

● 所属臨床研究グループ
JPLT, JESS, JNBSG, JWiTS, JRSG

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